配偶者ビザ申請の流れと受け取り
日本人の配偶者等のビザを取得するまでの流れと受け取り方法について書いてみたいと思います。在留資格認定証明書交付申請(海外から呼び寄せるパターン)、在留資格変更許可申請(既に日本で活動している外国人のビザを変更するパターン)、在留期間更新許可申請(配偶者ビザの有効期限を延長するパターン)の3パターンに分かれます。
では、早速パターンごとに流れを見ていきましょう。
在留資格認定証明書交付申請のケース
①まず、各資料の収集と申請書類の作成を行います。言うまでもなく一番重要な部分です。ご自身の状況に合わせて、有利になるよう疎明資料を揃えたり、理由書を書いたりしなければなりません。入管のホームページに記載してある最低限の書類を集めるのはもちろん、それ以外の書類に関しても必要によって提出する必要があります。
②次に入管へ書類を提出しましょう。審査期間は1ヶ月~3ヶ月くらいです。窓口にて必要書類が揃っているかのチェックが入り、もし不足分があれば受付さえしてもらえません。混んでいる時は何時間か待つので、無駄な時間にならないよう細心の注意を払いましょう。
③無事に許可が下りれば在留資格認定証明書というものが自宅に届きます。この時点では在留カードが送られてくるわけではありません。不許可になった場合は何が原因かをしっかりと検討する必要があります。
④在留資格認定証明書を外国人配偶者に郵送します。
⑤配偶者が在留資格認定証明書を持って日本大使館や領事館にて査証申請を行います。いわゆる、日本と外国にて2度審査が行われるということです。ただ、在留資格認定証明書を持って査証申請をすれば査証不発給ということはほぼありません。
⑥パスポートに査証が発給された上で返却されます。査証申請してから大体1週間程度で発給されます。
⑦あとは日本に入国するだけです。新千歳空港、成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港、広島空港、福岡空港の7箇所の空港であれば、空港内にて在留カードを交付してもらうことが出来ます。その他の空港等で入国した場合は、⑧の住民登録後に10日くらいで在留カードが送付されます。
⑧住居地で住民登録をします。
在留資格変更許可申請のケース
①まず、各資料の収集と申請書類の作成を行います。言うまでもなく一番重要な部分です。ご自身の状況に合わせて、有利になるよう疎明資料を揃えたり、理由書を書いたりしなければなりません。入管のホームページに記載してある最低限の書類を集めるのはもちろん、それ以外の書類に関しても必要によって提出する必要があります。
②次に入管へ書類を提出しましょう。審査期間は2週間~1ヶ月くらいです。窓口にて必要書類が揃っているかのチェックが入り、もし不足分があれば受付さえしてもらえません。混んでいる時は何時間か待つので、無駄な時間にならないよう細心の注意を払いましょう。
③審査結果がハガキ等で自宅に郵送されます。
④入管にて在留カードを受領します。
在留期間更新許可申請のケース
更新申請の場合は変更申請と同じです。
配偶者ビザの手数料
申請種類 | 手数料 |
在留資格認定証明書交付申請 | 0円 |
在留資格変更許可申請 | 4,000円 |
在留期間更新許可申請 | 4,000円 |
認定申請以外は、許可後に4000円の収入印紙を用意しなければなりません。収入印紙は郵便局で買えますので、準備して入管へ向かいましょう。
配偶者ビザ受け取りの注意点
中には配偶者ビザ申請をすれば当日に許可が下りると思っていられる方がいます。住民票を取得するように簡単なものではなく、審査に1ヶ月~3ヶ月程度はかかります。これは審査に要する期間ですので、書類集めや書類作成をあわせるともっと時間がかかります。
なので、日本で一緒に暮らす予定でしょうから、その期間も含めて計画を立てなければなりません。また、必ずしも書類を提出すれば許可になる訳ではありませんので、不安であれば専門家へ依頼の検討もする必要があるでしょう。
まとめ
今回は、配偶者ビザ申請の流れと受け取り方法について書いてみました。結構時間がかかりますので、簡単に配偶者ビザを受け取れないことが分かったかと思います。ビザを早く受け取るポイントは申請までのスピードと中身になります。
もし、不安に思われている方がいれば弊所にご相談下さい。