結婚ビザを取得しよう

前回の記事でも書いたように(参考:結婚ビザ許可の為の準備編)国際結婚が終わったら在留資格を取得する為のビザ申請をすることになります。この許可がおりない限り一緒に日本で生活することが出来ませんので一番重要なポイントとなります。もし、許可がおりないということになれば二人の関係もギクシャクするかもしれません。どのような書類が必要でどのようなことをしなければならないのか?また、何故プロである行政書士に依頼する必要性があるのかという点をまとめていきたいと思います。

結婚ビザを取得する要件

結婚の真実性

偽装結婚などがありますので本当に結婚をしているかどうかということは非常に大事な要件の一つになります。二人の写真が少なければ本当に付き合ってたの?と思われますし、年齢差が大きければこれも本当に?となる訳です。要は第三者からの目線でこの二人は本当に結婚しているんだなと思われるようにすることが大切です。二人で旅行に行った写真や、双方の家族と写っている写真などがあればよりよくなっていきますね。

これからも多くなっていくと思われるのはネットを経由しての出会いです。その場合もLINE・Wechatの履歴やメールの履歴をしっかり保存されることをオススメ致します。何度も言いますが第三者から見て本当に付き合って結婚したのか?ということが大切です。二人で入管に行って「こんなにラブラブです」とアピールしても意味がありません。笑

安定した収入

安定した収入も要件の一つとなります。安定した収入がなかったら結婚しても継続しないからですね。どちらか一方が安定した収入があればいいですので日本人側が必ずしも正社員で働いていなければならないということではありません。また必ずしも正社員である必要もありません。ただ、結婚ビザ取得したい夫婦が二人とも無職という場合は許可はおりない可能性が高いでしょう。

例えば、二人で海外で生活していて将来を見据えて日本で生活をしようと考える。貯金も数千万円あるんだから無職でも結婚ビザ通るだろう。これは甘い考えなのでご注意を。

結婚ビザで必要な書類(必須)

申請書

色々と記入しなければならないところが多い為面倒ですが必須書類になります。国籍や生年月日、指名など基本的なことを記入し、入国目的などもチェックしていきます。このような面倒なことも弊所などの行政書士に依頼すれば全て代行してくれます。最後に署名だけすればいい状態にしますので安心かつ面倒なことがなく済みます。

写真(縦4cm横3cm)

申請前3ヶ月のものを準備しましょう。勿論、この写真が在留カードの写真として使われますので写りのいい写真を選びたいですよね。私は免許の写真がいつも変なので誰にも見せたくありません。笑

横を向いていたり帽子を被っていたりすると受理されませんのでその辺は気をつけて写真を撮って下さい。証明写真代も800円くらいするので馬鹿になりませんからね。

日本人の方の戸籍謄本

役所に行って貰って下さい。この時点で戸籍に婚姻した事実が確認できればいいのですが、まだ戸籍ができておらず婚姻した事実が確認できないというケースがあります。その場合は戸籍謄本に婚姻届出受理証明書を一緒に貰いましょう。これも写真と同じく発行してから3ヶ月以内のものが必要です。

外国の機関から発行された結婚証明書

これは外国版婚姻届出受理証明書との認識で大丈夫です。要するに外国でも結婚が成立しましたよってことを証明するために必要な書類です。

住民税の課税証明書及び納税証明書

日本人側の証明書が必要になります。これを見れば収入の額や納税状況が分かることになります。もし、税金を納めていないという状況であればまずは納税してから申請をするようにしましょう。

なぜ納税してからじゃないといけないのかというのは上の要件でも書いている通り安定した収入が必要な訳です。これは保証力の問題とも関連する為、納税の義務すら出来ていないということは人のことを保証することが出来るのか?となってしまう訳ですね。ただ正当な理由がある場合は未納でも結婚ビザがおりる可能性もあるので弊所に相談される事をおすすめします。

身元保証書

この身元保証人には日本人側の方がなります。何の書類かは説明は必要ないと思いますが、名前の通り、身元を保証する書類です。

住民票の写し

日本人側の世帯全員の記載のある住民票の写しが必要です。マイナンバーについては省略し、他の事項については省略がないようにしないといけません。これも発行したときから3ヶ月以内のものが必要です。

質問書

結婚に至った経緯や初めて会った時期、紹介者の有無などを記入していくことになります。無意味な質問をしている訳ありませんので必ず質問には要件が関連していると思ってください。

これも何度も書いていますが第三者から見て本当に婚姻しているということ、偽装ではないということを証明する為の一つとお考え下さい。

スナップ写真

夫婦で写っている写真が必要になります。他にも家族と写っている写真や結婚式の写真なんかあるといいですね。

返信用封筒

定型封筒に宛先を記入し404円分の切手を貼ってください。

その他の書類等

必ず必要というものを挙げてきましたが夫婦の状況によっては別途必要な書類が出て来ます。もっとも許可がおりる可能性を少しでも上げる為にもSNSでのやり取りの記録や土地の登記簿などを添付することもあります。

これは「結婚の真実性」と「安定した収入」を第三者にも分かりやすいように説明する為ですね。他にも色々な書類によって証明できるので状況により臨機応変に申請していきます。

福岡ビザサポートセンターに任せよう

弊所に任せれば必要書類の収集から提出書類の作成、そして申請まで行います。また入管からの追加資料等必要になれば弊所で対応し追加費用の請求もございません。

ご自身でするとなると住民票一つとるのも時間制限がありネックになることもあるでしょうし、そもそも何から手をつけていいのか分からないということが多くあるかと思います。色々な法律や判例を知らないと根底部分が理解できていないことも多いので自分の首を絞めるような書類を提出してしまうかもしれません。絶対に嘘は書いてはいけませんが、そのあたりの判断もプロに任せるのがいいでしょう。