帰化申請の流れを把握しておこう

日本国籍を取得するためには帰化申請を行わけければなりませんが、その流れについて理解しておいたほうがスムーズに許可を得られることになります。

  1. 行政書士に相談する
  2. 法務局に予約し行く【1回目】
  3. 書類作成及び書類収集をする
  4. 法務局に予約し行く【2回目】
  5. 法務局に予約し行く【3回目】
  6. 面接
  7. 許可又は不許可の決定
  8. 法務局に行く【4回目】

1.行政書士に相談に行く

まず、自分が帰化申請の要件を満たしているかどうかを行政書士に相談に行くことをオススメ致します。自分で全てやる場合は「2」からスタートして下さい。

なぜ、行政書士に相談することをオススメするかというと法務局の予約は2ヶ月以上先になることも多く時間が多くかかってしまうからです。それに比べて行政書士への予約は早くて翌日には相談に応じてくれる場合もありますので予約してみるのもいいでしょう。

もし、要件を全然満たしていないような状態であれば法務局に予約するのも意味ありませんので時間の無駄になりません。電話相談でも応じてくれる事務所はたくさんあると思うので(弊所は電話相談OK)とりあえず行政書士に相談してみましょう。

2.法務局に予約し行く【1回目】

必要書類は国籍や家族構成などによって個人個人全く異なってきます。自分の居住地を管轄する法務局に電話をして予め予約をします。電話をすると「◯月◯日の午前中であれば予約可能です」と電話窓口のかたから案内されますのでスケジュールを確定させて下さい。

予約当日の相談では、日本に来てからの経緯や家族構成などを確認されますので、そこで要件を満たしているようであれば必要書類の案内をされます。

ときどきこの流れを知らないがために、1の行政書士に相談する時点で必要書類を案内してもらおうとします。経験上で大まかに必要書類は分かりますが、上でも書いている通り個人個人によって変わります。また、書類の有効期限もありますので早く集めすぎても期限切れを起こしたりしますので、この記事に書いている通りの順序を踏むことをオススメ致します。

3.書類作成及び書類収集をする

2で指示のあった書類を集めることになります。帰化申請をする書類は100枚以上になることも珍しくなくかなり苦労する部分であります。また、日本だけで集められる訳ではなく母国にて収集しなければならない書類もあります。もちろん、作成しなければいけない書類「申請書」や「動機書」等などありますのでかなり大変になります。

行政書士と二人三脚でやっていくことをオススメ致します。

4.法務局に予約し行く【2回目】

2回目の法務局訪問では、3で集めた書類などを担当官に点検されます。だいたいここで追加資料などを求められますので、もう一度指示のあった書類を集めることになります。

5.法務局に予約し行く【3回目】

4で集めた書類などをもう一度担当官に点検され、ここで大体受付されます。受理されたからと行って必ず許可が下りる訳ではありません。

6.法務局で面接

受理されたことから2ヶ月後~4ヶ月後に連絡が来て面接されます。ここで気になるのは面接で何を聞かれるかということですが、これも必要書類と同じで一人ひとり変わります。家族のことや、仕事のこと、なぜ帰化したいのかなどを聞かれます。

また、配偶者がいる場合は一緒に面接を行われることになりますが、部屋は別々になります。

7.許可又は不許可の決定

許可の場合は官報に名前が掲載され担当官から連絡があります。不許可の場合は不許可の通知がきます。

だいたい、1年弱くらいかかりますのでじっくり待ちましょう。その間に交通事故などおこなさないよう気をつけて下さい。

8.法務局に行く【4回目】

許可後に法務局に行き帰化に関わる書類をもらって終わりです。あとは役所で手続きをし、在留カードを入管に返却して全て完了となります。

まとめ

帰化申請の流れを説明しましたが、日本国籍を取得するまでには結構な時間がかかります。スムーズに日本国籍を取得するには行政書士に相談しましょう。

要件を満たしているかどうか弊所はすぐチェックしますので、お気軽にご相談下さい。